ウミ
「梨乃はいったいどこにいるんですか！」

レン
「でも、こいつは梨乃のお願いを叶えたかっただけなんだろ」

ユキ
「だったらカオルをせめても仕方ないわ」

ウミ
「そうですね……ごめんなさい、梨乃が心配なばかりに。カオルのせいじゃない」

カオル
「みんな……許してくれてありがとう」

ユキ
「それより何より、梨乃は死んでないってことよね？　今どこにいるの？」


カオル
「待ってくれ。梨乃がその後どこに行ったのか、僕にもわからないんだ……」

ユキ
「そんな……」

カオル
「一つだけ手がかりはある。梨乃のTwitterを開けないかな？」

ユキ
「Twitter？　どうして？」

カオル
「梨乃は、自分のことをなんでもTwitterに書く癖があったんだ。もしかしたら、なにか書いてるかなって……僕は彼女のアカウントを知らないんだけど…」

ウミ
「だめです。梨乃のスマホでも、Twitterはログアウトされてて入れませんでした」

ユキ
「梨乃の名前で検索したら、アカウントが出てこないかな」

カオル
「いや。確か梨乃は、本名ではない別の名前を使っていたはずだ」

レン
「だったら……違う方法で梨乃のアカウントを見つけるしかない。それが梨乃の居場所を知る近道なんだろ？」

ユキ
「梨乃のTwitterアカウントを……でもどうやって？」